アイルランド研修(2024)
「最後の観光日」 2025年1月18日
ついに残り2日となったアイルランド研修。今日は最後のアイルランド観光の日でした。今日訪れたのは、「Waterford」と「Kilkenny」。どちらもアイルランドの歴史が、ヒシヒシと伝わってくる由緒ある街です。最初に訪れたWaterfordでは、VRメガネを用いて、アイルランドとヴァイキングの歴史を、立体的に感じとることができました。アイルランドの歴史を学ぶ上で、ヴァイキングについて学ぶことは必要不可欠です。アイルランドへのヴァイキング襲来は8世紀頃から行われ、物資や富を狙った襲来が繰り返されました。しかし、しばらくするとヴァイキングは、アイルランドに恒久的な拠点を築くようになりました。アイルランドの首都であるダブリンも、その代表的な例です。定住が進むにつれ、アイルランド人とヴァイキングの間で交易が活発化し、アイルランドに新しい技術や交易品がもたらされるようになったり、各都市がますますの発展を遂げていきました。ヴァイキング襲来は、多くの血と涙を流した負の影響もありながら、アイルランドを国として大きく進歩させた、忘れてはならない存在でもあるのです。
これらの大切な歴史を、まるでその時代に生きているように体験できたことは、とても貴重な体験だったと思います。
その後はKilkennyへ。Kilkennyの目玉は、何と言ってもキルケニー城という巨大な石造りの城。キルケニー城は、美しい街の高台に位置し、ノア川を見下ろす城です。その歴史は12世紀にも遡り、その内装から、アイルランドの様々な文化や当時の様子が伺えます。
私は、たまたま先週末にホストファミリーともキルケニー城を訪れたため、この短期間での2度目の訪問となりました。しかしその迫力は、2度目でも全く飽きを感じさせないもので、じっくり楽しみ切る事ができました。また、キルケニー城ではガイドさんがついてくれたのですが、そのガイドさんの英語は、何だか今までより聞き取りやすい気がしたのです。それは僕だけではなく、他の西高生も同じようでした。よく聞いているとその人の発音には訛りがなく、アメリカ英語だからなようでした。私たちが学校で習っているのはアメリカ英語ですが、今回の研修では、アメリカ英語を話す人と会う機会の方が少なかったです。アイルランド人はとても独特な訛りをもち、スペインから来たという現地の学生はまた別の訛りを持ち、私のホストファミリーはブラジル人ですが、彼らもまた異なった訛りがあるように感じました。将来様々な人とコミュニケーションを取るには、アメリカ英語だけでなく、様々な訛りを持つ英語にも触れておくことが重要だと改めて感じました。
歴史の学びも、言葉の学びも、アイルランド研修ならではの貴重な経験です。この経験を忘れず自分の人生の糧にしていきたいと思います。
2年2組 西島大至
「Thanks for Ireland」 2025年1月17日
今日はアタイカレッジ登校最終日。
1、2時間目は、いつものようにパディの英語の授業を受けました。 現地の生徒は午前授業だったので、Brake Timeが最後の交流の場になりました。仲良くなった子とは、今でもSNSを通じて会話が続いていて、初めて国外に友達ができてとても嬉しいです。
午後はBrowns hill Dolmen(ブラウンズヒルドルメン)とDuckett's Grove(ダケットグローブ)を訪れました。
Browns hill Dolmenは、カーロー州に位置する非常に大きな巨石のドルメン(支石墓)です。上に覆い被さっている石の重さは、推定150トンでヨーロッパで最も重いと言われており、墓は国定記念物になってます。 この墓は紀元前4000〜3000年の間に建てられ、花崗岩のキャップストーンを支える2つの大きな直立した石(オルソスタット)が埋葬室の側面にあるのが特徴です。
Duckett's Groveはカーロー州にある19世紀の大邸宅です。邸宅内部は、1930年代の火災で焼失してしまい、現在は立ち入ることができませんが、カーロー郡議会によって管理され、現在は公共の公園として開放されています。当初は、ハノーヴァー朝(ジョージ王)時代の標準的なカントリーハウスとして設計されましたが、1820年代半ばから、当時の所有者であるダケットのために、ゴシック・リバイバル様式の城館に設計し直されました。 裕福な商家に嫁いだ多くの政略結婚によって資金が調達されたため、増築時には、ジョージ王朝時代のオリジナルの特徴の一部が取り除かれたり、隠されたりしたそうです。 建物には、円形、四角形、八角形など、さまざまな形の塔や小塔(タレット)が多数組み込まれていました。 偶然にも、この前の日曜日に、私のホストファミリーが、隣の家でホームステイしている後輩と私を連れて行ってくれていたので、私たちは2回目の訪問ということになり、ガイドを任されました。 1回目では見つけられなかった発見があったので2回行けてよかったです。
夜にアタイカレッジでFarewell Partyがあるので、一旦各自帰宅。カーロー組の2人は、家の近くのSuperValuというスーパーマーケットでバスから降り、買い物をしてから帰りました。 アイルランドには他にもALDIやLiDLというスーパーをよく見ますが、どこのスーパーも陳列の仕方やレジのスタイルはコストコみたいでした。
もう一度アタイカレッジに戻り、Farewell Partyがスタート。 私たちのグループは、書道についてのプレゼンをしました。名前に漢字を当てるというのはとても好評で、全グループのプレゼンも終わり、みんながジュースを飲んだりお菓子を食べている中、私たちのグループの3人は、名前を聞いて漢字を考えて筆で書くという作業を、ひたすら繰り返していました。この2週間、ろくにシャーペンすら握っていない生活を続けていた中、たくさん習字を書いたので軽い腱鞘炎になりました笑。 一昨日のアタイカレッジの生徒に向けたプレゼンと合わせて、100枚ほど持っていった半紙が途中で足りなくなりました。 こんなに喜んでもらえるとは思ってもいなかったので、習字をやっていて良かったです!
アイルランド研修もあっという間に終盤に差し掛かり、残すところあと2日。
前述しましたが、私のホスト先はアタイではなく隣町のカーローだったため、毎日朝晩欠かさず現地のノエルかレイチェルが送迎をしてくださり、とても助かりました。 引率してくださった河津先生、渡邉先生にもたくさん相談に乗っていただき、とても感謝しています。 そして何よりホストファミリーのCampbell一家。 私は諸事情があり、急遽途中でホストファミリー変更となったのですが、今のホストファミリーと初めて会った5日目の夜、ホストマザーが外に出て私の到着を待ってくれていて、ハグとキスで出迎えてくれたことが忘れられません。
毎朝の豪華な朝食、どんなに朝早く出る日でも必ずランチを持たせてくれて、私が家に帰る時間に合わせて温かい夕食を用意してくれ、休日はドライブに連れて行ってくれたり、暇な時間が有れば気にかけて会話してくれたり、突然のことだったのにも関わらず、私を暖かく受け入れてくれて、彼らの本当の子供のように接してくれました。ようやくお互いのことを知ることができたのに、もうお別れだなんてあまりにも早過ぎます。 できることならまだまだ帰りたくありません。そう思えるほど、素敵な家族に出会えました! 日本語では言いたいことがたくさん浮かぶのに、それを英語に変換できなくて、言葉足らずになってしまったり、会話を繋げられないことが多くて、もっと英語のスキルをつけていればよかったなと、研修中何度も自分を悔やみました。だからこそ、この研修を通してより一層英語を話せるようになりたいと思えたし、次に彼らに会った時には、流暢に話して驚かせるという目標ができました!! アイルランドで過ごした日々は、私のこれからの人生に確実に大きな影響を与えるでしょう。 このメンバーで過ごした時間はかけがえのない宝物です。 とても充実した16日間でした!!
2年8組 早坂夏帆
「アイルランドの歴史と自然」 2025年1月16日
今日はフルデイトリップで世界遺産候補グレンダロッホを訪れました。グレンダロッホに行く途中で訪れた場所(1枚目の写真)はとても絶景でした。この場所には氷河期の時代に流された岩が残っており、時々、亜鉛や銀などのレアメタルが採れるそうです。今は冬なので花は枯れてしまっていますが、春になると紫色の花が一面に咲いてとても綺麗なのだと教えてもらいました。
グレンダロッホには高さ33メートル、外敵の侵入に備えて入り口の高さが3.5メートルと高い場所にあるラウンドタワー(2枚目の写真)や、初期のキリスト教の大聖堂跡、お墓などがありました。お墓にはケルト十字になっているものも多く見られました(3枚目の写真)。またグレンダロッホの観光中には、埋葬された方の年齢を探すというタスクがありました。なんと亡くなった方の年齢は、106歳ととても高齢で、とても驚きでした。グレンダロッホはラピュタの世界が広がっているような場所でした。
また、グレンダロッホはとても自然豊かな場所で様々な植物や植生、V字渓谷などを見ることができました。グレンダロッホの散策中には様々な自然が見られ、今まで学校で学んだことが活かされました。グレンダロッホにあったお店では、皆様々なものを買い楽しみました。私はホットチョコレートを買いました。
午後はダンドラムショッピングセンターという所に行きました。そこでは様々なお店があり、ショッピングを楽しんだりお土産を買ったりすることができました。 夜はホストファミリーの友人の家で過ごしました。夕食はとても美味しかったです。アイルランドで過ごす時間が残り3日となり少し寂しい気持ちですが、残りの時間も楽しもうと思います。
1年2組 山末理央
「グレンダロッホ」 2025年1月16日
今日訪れたのはグレンダロッホと、ダンドラムショッピングモールです。1~3枚目の写真が、初めに訪れたグレンダロッホは、英語表記がGlendaloughであることから「グレンダロッホ」と発音しますが、アイルランド語ではGleann Dá Loch、カタカナに当てれば「グランダロック」のように発音します。「二つの湖のある谷」という意味を持ち、その名の通り自然に恵まれた美しい場所です。もともと4世紀に、アイルランド島にはキリスト教が伝来し、聖パトリックがその担い手となりました。グレンダロッホ観光のためのトレッキングコースの周辺には、6世紀に活躍したカトリックの聖ケヴィンに関連する修道院跡が存在しています。
イギリスの侵略により破壊されていった修道院の中で、グレンダロッホは、静かな人目につかない環境だったことが功を奏したのか、今なおその美しさをとどめています。その多くは、年月の経過により少しずつ朽ちていますが、史跡の伝える当時の息づかいは、今も変わらないように感じました。
写真を見ても分かるように、一部の史跡には、屋根が存在していません。その理由は、富裕層に向け飾り立て、絢爛に仕立てた木製の屋根は、飾り石の重みと腐食に耐えうるものではなかったからだそうです。一方で庶民に対する教会は全面石造りで、現在もその屋根を残しています。飾りが仇をなすというのは、それこそ何か教訓のようでした。また、大きな円形のラウンドタワーには、実際とても大きなイメージを与えられました。様々な用途に使われてきたタワーで、高さはおおよそ30メートルもあるそうです。道中では、ふくふくした鳥も目撃しました。調べてみると、ヨーロッパコマドリというそうで、見慣れないこともあって、大変可愛らしくて写真を撮りました。北海道はコマドリ自体珍しいので、私はマザーグースの「誰がコマドリ殺したの?」は、ヨーロッパでなら、イメージしやすいかもしれないと思いました。(物騒ですが、あくまで歌です)
トレッキングコースからは、湖も望むことができます。湖面には、対岸の山々が陽に照らされて反射し、さながら鏡のようなイメージでした。この場所が大変美しく、また森の中でしんとしていたこともあり、思わずしばらくの間黙り込んで景色を見てしまいました。湖をしばらく眺めた後、そこにいた鴨に避けられ、屋台まで歩いた後皆でお昼になりました。
ここでは記念コインを買い、また皆でパンやハム等昼食、屋台のポテトを食べました。空が広く、空気が綺麗だったのは、何といっても嬉しかったです。
昼食後バスに乗り、アイルランドではとても有名な、大きなダンドラムショッピングモールに出掛けました。バス内では金属が埋蔵されているという場所を車内から眺めたり、はたまたポテトチップスを摘んだりと楽しかったです。ダンドラムショッピングモールは複合型施設のようになっていて、大変広かったです。私は、友達の先輩とウィンドウショッピングをしてまわり、特に服飾・雑貨店の「pennys」を気に入って、買い物をしました(写っているネックピローも買いました)。
帰宅して夜には、ホストファミリーと一緒に洗車に出かけたのですが、あいにく混んでいて引き返すことになりました。ですが、せっかく夜に出かけたのだからと、マザーがホットチョコレートを飲みに連れて行ってくれました。あまり飲んだことがないと言うと、小さなホストブラザーは、私にそれを強くお勧めしてくれました。
それを飲みながら、「ブラザーの先生が今ここにきたらどうする?なんて言う?」「お母さんにさせられた。」って言う。そんな会話が楽しかったです。
たくさんの予定があって、少し疲れたような気もする日でしたが、それよりもっと楽しく、大変良い日でした。
1年8組 小藥花梨
「プレゼンの日」 2025年1月15日
今日は、アタイカレッジの生徒に対するプレゼンがある日。午前中はいつものパディーの授業を聞き、スライドの最終調整を行いました。私たちのプレゼンは、書道についてでした。始めに日本で使われている文字とその成り立ちについて、軽く説明しました。プレゼンの中で、漢字の成り立ちクイズをすると、意外にも生徒は正解の答えを出しました。驚くべきことに、出題した山、川、雨、立の、4問全てで正解していました。象形文字が世界をつなぎました。その後には、生徒の名前を漢字で書くというアクティビティを行いました。やはり、漢字で書いてもらうということは嬉しいみたいで、多くの生徒が前に来てくれました。漢字に直すのは想像以上に難しく、適当な漢字では意味を知ったときにがっかりしてしまうので、そうならないような字を選びました。フィ、や促音、半濁音など、漢字にはない字も多くあり、変換するのに苦戦しました。
他のグループでは、日本の便利な文房具とかわいいについてや、100円ショップのグッズ、学校生活と年中行事、などを紹介していました。どのグループも問題や寸劇などを交えていて、飽きないものでした。便利グッズは自分も知らなかったものがあって、欲しくなってしまいました。日本のアイデア商品の凄さを改めて実感しました。
ちなみに年中行事グループの発表では、節分の説明をしたときに、実際に鬼が現れていました。先輩に襲いかかったりして、とても怖かったです。そしてアタイカレッジの生徒達と、豆の代わりに日本のお菓子を、「鬼は外、福は内」といって、鬼に投げました。そうして無事、鬼を追い払うことができました。みんな本気で投げてきて、ちょっと痛かったです。特にキットカットが効きました。プレゼンを見にきてくれた生徒はみんなよく反応してくれて、優しかったです。とても良い空気感でした。数日後のフェアウェルパーティでも、ホストファミリーに向けてプレゼンを行うので、改善できるところはしていきたいです。あと、帰宅後、家で実写版のワンピースを見れたので、大満足です。明日の旅はグレンダロッホとのことで、午前中の授業で学んだことを実際に見れるので、とても楽しみです。
1年8組 堀内啓二朗
「小学校訪問」 2025年1月14日
教室に入ると、20人ほどの小学生が一斉にこちらを向いた。と思うと、隣の子たちとヒソヒソ話し始めた。これは歓迎されているのだろうかと体を強張らせ、ペアだった女子と目配せする。テーブルは2つに分けられていたので、一人一つ担当して、途中で交代するという手筈を決めた。先生が教室の真ん中に立って、「日本から来た留学生ですよー。」と、小学生たちに伝えている。さぁ、どうぞと先生に手招きされて、おずおずと自己紹介した。
結構緊張していた。
小学生10人に折り紙を配り始める。配り終えてテーブルを見渡すと、こちらの様子を伺っている子もいれば、すでに折り始めている子もいた。と、ここで自分のミスに気づく。ここで紙飛行機を折ってもらうはずだったが、英語でどう説明するのかを調べていなかったのである。言葉が詰まったままの自分を、小学生たちが見つめてくる。頭をフル回転させて、今から紙飛行機を作るから、自分の折り方を真似してくれ!と伝えた。そこから先の説明は、自分でもひどいと思うもので、ストレートだとか、センターだとか、ツートライアングルだとか、単語でしか説明ができなかった。ただ、最初に真似するよう言ったのが功を奏し、大体の子は正しく折れていた。間違って折ってしまった子の折り紙も、一旦開いた後に一手ずつ(いい加減自分も落ち着き始めていたので)、丁寧に教える。できた紙飛行機を渡すと、その子はぱっと笑顔になって、すでに紙飛行機を飛ばしている皆に混ざっていった。よく見ると、自分のグループではない子も立って飛行機を飛ばしている。隣のグループを見ると、男の子が皆立ち上がって紙飛行機に興じていた。担当していた女子に睨まれ、ごめんと目で詫びる。そうこうしているうちに、帰る時間になった。子どもたちと触れ合った時間はわずかだったが、自分の拙い英語でも理解して、同じように折り紙を折ってくれたのはとても嬉しかった。何より、子どもたちが紙飛行機を飛ばすのを楽しんでくれたことに一番安心した。
2年3組 富居嵩太
「予定通り」 2025年1月13日
この日には休校が続いた学校もやっと始まり、予定通りのスケジュールで1日を過ごすことができました。午前中は西高生だけでアイルランドの神話についての授業を受け、午後はいよいよアタイカレッジのTY(トランジッションイヤー:日本でいう中学生から高校生になる間の年齢に一年間様々な授業を体験して自分の興味を知る学年)と一緒に授業を受けました。私が受けた授業は、化学と将来の仕事について考える(日本で言うと総合的な探究の時間に近い)で、クロームブックとクラスルームを活用した、西高と同じ様な授業スタイルに驚きました。
やはり英語で自分の知らない事を学ぶのは難しく、電子辞書でわからない単語を調べている暇もないので、授業の理解度は低かったと思います。それでも、発言の機会があったときは発言できたのでよかったです。先生がホワイトボードに書いて一方的に授業するというよりは、生徒に理解できたか問いかけながら進んでいく授業でした。
この日の夕飯はチキンカレーで、アイルランドに来て初めてご飯を食べられました‼︎ご飯はタイ米なので少しパラパラしていましたが、食べ慣れたカレーとそっくりな味で美味しかったです。また、この日は、なんとホストファザーの誕生日でした。日本でも馴染みのあるハッピーバースデーの曲を歌い、ホールケーキに刺さったろうそくを、ホストファザーが吹き消し簡単に祝いました。
夕食後、日曜日に買ったアイルランドのレシピ本を見ながらホストファミリーと話していた中で判明したのは、「テリヤキ」が世界に進出していたという事実です。テリヤキはとても有名で、料理をしない10歳のホストシスターでも知っているほどでした。レシピを見る限り、日本のテリヤキに違いなく、こんなに遠いところまで正しく伝わっていることに感動しました。
1年6組 増田小春
「Fantasic trip」 2025年1月13日
私達が日本を出発して約一週間...!人生初の長時間フライトを経てダブリンに到着し、アタイに向かい、ホストファミリーと合流し、現地の学校に通い…いろいろ初めてのことばかりの毎日は、あっという間に過ぎ、初めての週末を迎えます。
今日はホストファミリーが、アタイから車で2時間ほどの、ウェックスフォードという街にある、フック灯台に連れていってくれました(1枚目)。なんと800年以上前に、イギリスの騎士によって建てられたもので、世界中の稼働している灯台の中で一番古いものなんだそう!ガイドの方から、灯台の構造や当時の灯台守としての生活など様々なことを教わりました。頂上まで登っていくと…見渡す限り…海!!眺めていると、なんと海が2色に分かれているのが見えました。塩分濃度の違う2つの海が混じり合うので、境界ができているのだそうです。また、平たい板を幾重にも重ねたような、不思議な形をした岩が一面に広がっていて、驚きの連続でした!
街の景色を見ていると、アイルランドには石で建てられた城や教会の跡が、多く残っているなと感じます。ヨーロッパは木材より石が手に入りやすく、石造りは保温性や強度が高くなるそうです。またその近くには、十字架に円が組み合わさった、「ケルティッククロス」と呼ばれるものが多く見られます(2枚目)。調べてみると、もともとアイルランドに住んでいた、ケルトの人々の自然信仰(輪廻転生の考えから、円がよくモチーフに使われている)とキリスト教が融合したため、このような形になっているのだそうです!
次は、ウォーターフォードという街にある、時計の博物館に行きました。アイルランドをはじめ、世界中の時計が約600台展示されていて、繊細な装飾が施されたものがたくさんあり、とても興味深かったです(3枚目)!なんとトイレまで壁一面時計で、さすがにビビりましたが、昔の人々の技術の高さに驚かされました。
少し歩いて、街並みの中にある大きな教会に行きました。中に入ると。天井の高さや装飾の精巧さに圧倒されました…(4枚目)!とくにステンドグラスは、一つ一つ丁寧に作られていて、荘厳な雰囲気漂う空間でした。
そのあとファストフード店でツイスターを食べたのですが、サイズが日本の約2倍の長さでびっくり!ドリンクやポテトの量もやはり日本より多く、違いを実感した瞬間でした。
アタイに帰ったあとは、ホストファミリーの妹にも手伝ってもらい、日本の肉じゃがを作りました(5枚目。完成した写真を撮るの忘れてしまいました…)。ちょっと煮込みすぎちゃったけど、姉妹も「おいしい!」と言ってくれて、とても嬉しかったです。北海道とアイルランドは人口、面積など似ている点が多いですが、「じゃがいもが有名」という点もとても大きいと思います。痩せた土地でも安定して育つため、昔から重宝されてきたそうで、普段の食事でも様々なじゃがいも料理を出してくれます。わたしのお気に入りは、シェパーズパイという料理で、牛や羊のひき肉でできたミートソースの上に、マッシュポテトをかぶせて焼いたものです(6枚目)。とてもボリューミーで、食感も楽しくて、とても美味しかったです!じゃがいもは、アイルランドの食文化に欠かすことのできない食材なのだと、改めて感じました。
そろそろ白米と味噌汁とお風呂が恋しくなってくる…あと約一週間、全力で頑張ります!!
1年1組 小宮山千尋
「ダブリン観光」 2025年1月11日
今日はダブリンへのワンデイトリップで、たくさんの新しい発見がありました。最初に行った世界最大級の公園である、フェニックスパークでは、ウェリントン記念碑や十字架の、写真に先端を写すのが難しいほどの大きさに驚かされました。周りには見渡す限りの草原が広がっていて、そこを皆で走ったのがとても気持ちよく、アイルランドの自然を感じることができました。
次に行った聖パトリック大聖堂では、展示物一つ一つの歴史が興味深かったです。そして建物の造りがとても凝っていることに、印象を受けました。どこをみてもただの柱などはなく、ステンドグラスは見とれてしまうほどの美しさを持っていました。
その次に行ったダブリン城では、EESの方が話してくださった話がとても面白く、特に正義の女神像の話がとても面白かったです。
その後の自由時間では、多くのお店を周り、まさにダブリン観光という感じでとても楽しかったです。その時に、フィッシュアンドチップスを食べました。フィッシュはとてもジューシーで、一緒につけて食べるソースがとてもさっぱりしていて美味しかったです。グラフトンストリートでは、多くのストリートミュージシャンがパフォーマンスをしていて、日本では見られない光景に驚きました。
今日は私の誕生日だったので、帰宅するとホストファミリーが誕生日パーティーを開いてくれました。日本では家族や友達のみと祝うことが多いですが、初めて会う近所の子供たちも来てプレゼントをくれるなど祝ってくれました。ケーキは初めて食べるココナッツケーキで、とても甘く美味しかったです。子供達がとても優しく、フレンドリーで最後に皆でボトルフリップ大会をしたのがとても楽しかったです。日本にはあまりないものや、海外特有のノリをたくさん知れた1日でした。
1年6組 金子茉由佳
「リフレッシュデー」 2025年1月10日
本日も異例の寒さによりアタイカレッジは休校。しかし限られた時間のなか何日も休むわけにはいかないので、西高の生徒のみ学校に集められました。
午前中はパディーという先生から、アイリッシュシチューなどのアイルランドの郷土料理や、明日訪問する首都ダブリンについて教わりました。パディーの授業は時折ジョークを交えながら進められるため、非常に面白かったです。
アタイカレッジは6時間のクラスがあるのですが、2時間目終わりにブレイクが、4時間目終わりにランチタイムと称する休憩時間が設けられています。今日は、授業途中のブレイクに、皆で学校の向かいにあるガソリンスタンド兼コンビニへ、ランチタイムには校内探検に出かけました。そのコンビニはGreen Appleという名前で様々なものが売られていて、皆見慣れない海外のお菓子や飲み物に興味津々でした。
ちなみにわたしのお気に入りは、コンビニの入口前に置かれていたカエルのゴミ箱です。
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午後からはバスに乗って30分ほどの場所にあるカーローという都市へ向かいました。
カーローでははじめに、小さなラウンドワンのようなところでボーリングを楽しみました。5人ずつ3チームに分かれてチーム対抗戦が行われ、皆喉が痛くなるほど大声を出しながら楽しくプレーしました。惜しくも私のチームは負けてしまいましたが、久々にボーリングができ良いストレス発散になったと感じました。
次に、TESCOという、イオンのような大きなショッピングモールで各々買い物を楽しみました。日本の百均のようなお店や本屋さん、スーパーなどたくさんのお店が入っていて、見ているだけでもとても面白かったです。制限時間は1時間と決められていましたが、とても足りませんでした。私は友達とお土産を買ったりジェラートを食べて過ごしました。
アイルランド研修が始まって早5日、時差ボケや様々な不安などで少し疲れていましたが、思い切り楽しむことでしっかりリフレッシュすることができました!
1年1組 佐々木美央
「地理的、歴史的に分析したアニメ」 2025年1月9日
今日、アニメを語る際に海外の動向は切っても切り離せないのは明白であり、理解するのも一筋縄にはいかない。日本でヒットしたアニメが、必ずしも海外で同じく人気を得られるとは必ずしも断言できない。「推しの子」が良い例である。そこには必ず何か傾向があるのは明白だろう。このことを前提に、1月9日について語っていこうと思う。
ニューロスという街に、ダンブローディー飢饉船のツアーに参加するために向かった。その道中に何ともヨーロッパ風な田舎風景と相対し、綺麗なケスタに広がる畑や囲いを堪能した。あまり綺麗に見えないかもしれないが参考程度に写真を載せる。
この風景、誰しも一度は見たことがあると願いたい。確かに実際に目にした人は少ないかもしれないが、アニメで何度も見たことがある光景だと思う。「葬送のフリーレン」や「鋼の錬金術師」、「進撃の巨人(AOTの名で海外では親しまれる)」など、例を挙げると枚挙に暇がないが、多くのアニメでこのような風景を見る。また、今日の異世界系アニメでもよく目にするものだ。例に挙げた三つは、海外の最大級のアニメファンが集うプラットフォームである「My Anime List」では、それぞれ1位、2位、5位の評価を全アニメの中で得ており数字上でも人気の高さが窺える。これらに共通することは、海外の風景が美麗な作画によって事細かに表現されている点であり、おそらくこのことが海外人気を得た一つの要因だと推測する。海外で人気のアニメには、大きく分けて二つのジャンルがあると思う。一つは日本の伝統文化を踏襲したような、古典的なもののような日本らしさが十全に感じられるアニメ、そしてもう一つが海外の人々が身近に感じられるような、どこかノスタルジックを味わえるようなアニメである。今回は、一つ目の方には悉に言及しない。人間誰しも共感できるものには引き寄せられてしまうことは否めない。対人関係でも然り、日本好きな人と英語で会話するのと、一般の現地の人と英語で会話するのでは難易度も楽しさも異なってくるだろう。それと同様に、アニメでも見る気が起こるまでの一時の感情の揺れと、継続して視聴するモチベーションというものがそれらにあたるだろう(ちなみに私はこれを導入率と継続率と呼称している)。これらが非常に高いアニメが優秀なアニメと言うことができ、例に挙げたアニメらはよく当てはまる。おそらく現地の人々が馴染める雰囲気を、作品から感じやすいのだと思い、それは先にも記述したように今日見たあの景色のようなものが、作品で丁寧に扱われていることに起因するのだと考える。
飢饉船ツアーに参加し、前日に詰め込んだ概要とともに移民の理由と実状に迫ったが、ここでも「移民」というワードが、大きくアニメに、特にここでは「進撃の巨人」に関わってくる。ヨーロッパは地形的に他国と多く隣接し、気候も違えば経済状況も違うために、移民というものが身近であろう。アイルランドでも彼らは移民する側であり、飢饉によってアメリカ、新大陸へと逃れて行った。「進撃の巨人」の作中でも歴史が語られ、「エルディア人」という一言で言えば特殊な人種が、難を逃れるために大陸とは別の島に移民して行った。そして作中の現在では、「エルディア人」と他の人種の間でヒエラルキー的な問題が発生しており、作品の大きな鍵を握っている。ヨーロッパ史においても移民とそれに伴う差別的な問題は切り離せないだろう。
こうした地理的、歴史的な背景の共感と理解が進んでいるために海外で売れている。逆を言えばこうした複合的な作り込みがなければ心は掴めないのだろうと思う。
飢饉船はこんな感じの船らしい。 |
2年6組 髙橋孝明
「アイルランド3日目」 2025年1月8日
今日は、道路凍結の危険があるということでアタイカレッジが休校になりました。ホストマザーのベルナデットに学校はよく雪で休みになるの?と聞いてみると、「こんなに雪が降ったのは46年前と、孫のノアが生まれた14年前ね。記憶している限りでは長い間こんなに雪が降った年はなかったから…14年前は6週間も雪が降ってたの。クリスマスにも降ってたのよ!」とおっしゃっていました。
札幌に住んでいると、JRやバスの遅延などで、学校に遅れることはあっても休校になることは稀であるように感じます。今日のように、雪が数センチほどしか積もっていないのに休校ということはきっと北海道では経験することのない出来事だと思います。それほど雪が積もることは珍しいですし、今週1週間通して寒いということもとても珍しいのだなと、実際にお話を聞いてみて感じました。
というわけで、予期せず一日フリーになったので、3日目にして既に直面している問題に向き合うことにしました。ホストマザーとの会話が続かないという問題です。相手の話していることはわかるのですが、常になんと言って良いか、返事を考えていると沈黙が生まれ、結果話が続かないという、なんとも絶望的な状況です。そこで、彼女が最近見ている、’The Traitor’ というドラマを一緒に見て共通の話題を作ろうと思いサブタイトルを追いかけながらトライしてみました。そして見事、期待通りに「誰が先に人狼に気づくと思う?」「人狼が人狼を裏切ってる!彼、めちゃくちゃスマートね!」と夜中まで盛り上がりました。また、その中で出てきた知らない表現を教えてもらっているうちに、アイルランド人にしかわからない表現なども一緒に教えて頂けるようになってとても勉強になりました。’Great Crack’がその一つで、アイルランドではとても楽しかったよ、と言いたい時、’It was a great fun. ' ではなく’It was a great crack. 'を使うと教えていただきました。ただ、アイルランドでも、ダブリンでは’T’を発音しない等の地域によるアクセントの差や、表現の差があるため、どこでも通じるというわけではない、という表現もあるようでとても面白いなと思いました。
また午後には、「孫のジェシカと一緒にお買い物行くけど一緒に来る?」とお誘いいただいたので、一緒にALDIEというアイルランドで有名なスーパーに行きました。そこでお茶を売っているコーナーがあったのですが、マフィンやクッキーなど、アフタヌーンティーをするのに必要なものがとても充実していて、お茶を飲む文化であることを改めて感じました。お買い物をしながらお土産として良さそうなものを探そうと思い、どんなお土産を買って行ったら良いか2人に聞いてみました。彼女たち曰く、アイルランド特有の‘Infinity’を表すマークがあり、私が知っている8を横に倒した形(∞)とは全く異なる形だと教えてくださいました。’Celtic knot’(ケルティックノット)と呼ばれるそうです。調べてみると、私たちがよく知る∞のマークが、「終わりのないもの」を表すのに対し、ケルト文化では自然や生命、霊的なものが関わっているところがユニークなんだそうです。ホストマザーが見せてくれたイメージは’Triquetra’(トリニティノット)と呼ばれる形で他にも’Dara knot’(ダーラノット)と呼ばれる形があるそうです。ケルト文化には日本のアニミズムのように神々が自然に宿ると信じる文化があり、オークの木はその象徴の一つなんだそうです。そしてもう一つ、ケルト文化を象徴する物として、’Claddagh’があるということを教えて貰いました。’Claddagh Ring’(クラダリング)は友情、愛情、忠誠を表すアイルランドの伝統的な指輪だそうです。ハートが愛を、王冠が忠誠を、そして両手が友情を象徴するとのことでした。Claddagh Ringは付け方によって違う意味を持ち、ハートが外側を向いている場合、自分がフリーであることを表し、逆に内側に向いている場合、既にパートナーがいる事を意味するそうです。それぞれのものが象徴するものは異なりますが、日本の文化や考え方に通じる物を感じるお話で、日本との共通点をもう少し詳しく探してみたいなと思いました。
買い物が終わって外に出ると、綺麗な川が流れていて、ホストマザーに綺麗な川だねと言ってみたところ、「この前あった孫のノアが参加しているドラゴンボートっていう部活が夏と秋にここで大会をやってるのよ。」と教えてくださいました。そもそも部活の幅がとても広いなと思いつつ、小さい時から他国の文化に触れる機会があることが素敵だなと思いました。アタイカレッジ自体、常に短期留学生が出入りしていたり、トランジションイヤーを選択できたり等の自由度の高さや文化の多様性に、実際交流してみて驚かされした。
他にもアイルランド文化を感じることが他にないか、思い返してみると、買い物の後、孫のサバナを迎えに行くとのことで、彼女を学校までピックアップしに行った時、ジェシカがサバナに「今日のおやつ、これね。」と言ってチップスをあげていて、そういえばアイルランドに来てから、チップスしか見ていないと言っても過言ではないほどみんなチップスを食べているということに改めて気付きました。確かに、「毎日いも料理だよ!」と出発前にコーディネーターの方がおっしゃてたけど!いも料理&チップス(いも)…一日中姿の違ういもに出会っているなと思いながら今日の夜 ご飯は何かなとチップスを食べながら考えていました。
今日はサバナのお母さんがお仕事だということで家に帰ってから二人で遊ぶ時間があったので、サバナが出演しているテレビを見たり、UNOをしたり、神経衰弱や七並べを教えてあげたりして遊びました。神経衰弱はこっちにもある遊びなの?と尋ねてみたところ、彼女は今までにやったことがないと言っていてとても楽しそうに遊んでいたので、私も嬉しかったです。日本のことを教える、といえばサバナの家にはジュリアとターラという留学生がステイしていて、明後日には娘のビクトリアと更に別の留学生のパブロも帰ってくるとのことで、年も近いので日本語を教えてあげたいなと思います。ついでに私はドイツ語とスペイン語を教えてもらおうかなと思っているところです。金曜日は毎週ハンバーガーパーティーをするので、ステイ中の生徒はみんなサバナのお家に集まるということで、そこで初めて5人で顔合わせする機会なので今からとてもワクワクしています。明日も気温は上がらないとのことなので学校があるかわかりませんが、学校が開くならアイルランドの歴史と文化について質問してみたいと思います。
2年6組 濱野優花
「自然に触れる」 2025年1月8日
今日は気温が低いため、アタイカレッジが休校になってしまい、急遽家にいることになりました。研修に参加している友達のホストファミリーが仕事のため、友達が1人になってしまうということだったので、友達を私のステイ先に招待し、一緒に遊びました。私のホストファミリーの家は沢山動物がいる家庭で、犬3匹猫3匹の他、豚や鶏、ガチョウなどもいて、とても敷地が広く、今日はそこを友人と一緒に散策しました!2人で長靴を履いて、日本の家庭ではなかなか飼っていないであろう動物達と触れ合うことが出来ました!また、私の家の周辺は全てホストファミリーの家族の家なので、ホストマザーの兄弟やご両親など沢山の方々と交流でき、みんな暖かく受け入れてくれました!みんな犬を飼っていて、犬好きな私にとってとても楽しい時間でした!
また、私の家には暖炉があるのですが、そこで燃やすのは薪や石炭ではなく泥炭でした。アイルランドでは、泥炭を燃やすことが基本だそうです。個人的にとても新鮮だったので、興味深かったです!こちらでは、NETFLIXなどのサブスクリプションがかなり利用されているようで、日本のドラマや映画も多くありました。この日は、新しくスペインから14歳の留学生が来たので、2人で一緒に映画の「ペット」を見ました!英語での視聴でしたが、内容をある程度事前に知っていたこともあり、理解することが出来ました。ここではジュースやお菓子など、お腹がすいた時に好きなだけ食べるスタイルなので、私にとってはとっても幸せで天国のような場所です!写真は、アイルランドではとても有名なTAYTO(テイトー)のポテトチップスで、味が5種類あります。私はこの旅で全部食べることが出来ました!この度が終わるまで、沢山色んなお菓子やジュースを満喫して帰ろうと思います!
加えてアイルランドの宗教はカトリックが多数派なようで、習慣としてクリスマスが過ぎても、一定期間(1月6日頃まで)装飾を外さないようです。私は、友人の家に大きなクリスマスツリーがあり、ホストマザーが作ったという装飾をプレゼントして頂きました!さらに、夜はとても綺麗な星空を見ることが出来ました。札幌は街の灯りがあるため、なかなか綺麗に見ることが出来ませんが、アタイでは本当に綺麗に見ることが出来て、北斗七星やオリオン座がありました。星座や星の名前を英語で何というのか、ホストマザーも知らなかったようで、2人で調べて楽しく星を観察しました!本当に綺麗で素敵でした!
1年4組 伊達心春
「はじめての」 2025年1月7日
昨日到着して、1日目。昨夜、「はじめての」シムカードを入れようとしたのですが、うまくできず、すごく焦りました。シムカードがないと、私は誰とも連絡がとれないので(結局あとでつながりました!ほんとよかった!)。それを見たホストマザーが私にチェリーティーを入れてくれました。気分が少し落ち着きました。午前3時に寝て、三度寝してから起きました。朝起きると、私より年下のホストブラザーが私のためにトーストを作ってくれました。とてもおいしかったです。現地に着いてから「はじめての」ごはんでした。ホストブラザーとホストシスターが学校に行った後、私は学校に向かいました。ホストマザーが学校まで送ってくれたのですが、そこで私は今年「はじめての」遅刻をしました。学校に行く前にホストマザーに少し予定があり、それに付き合ってたらそのまま渋滞に巻き込まれて、遅れました。ほんとに言い訳じゃないんです!
教室に着くとすでに授業は始まっていて、みんな授業を受けていました。少し恥ずかしかったけど、私は授業に参加しました。こちらの学校では、午前中に小学校の中休みのような少し長めの休憩時間がありました。それは「はじめての」現地の学生と交流する時間でした。英語を話すのが速くて、うまく聞き取れませんでしたが、楽しかったです。その休み時間が終わった後、授業を受け、そのあとランチブレイクでした。みんな恥ずかしがらず、現地の学生と交流していました。私も英語を話すのはそんなに得意ではないけど、現地の学生とたくさん交流できるように頑張りました。今日は午前中は授業で、午後はウォーキングツアーにみんなで参加しました。3人1組のグループとアタイカレッジの生徒1人でグループを作り、アタイを観光しました。私のグループのアタイカレッジの生徒は私と同じ学年でしたが、身長が私よりずっと高くて、少し羨ましかったです。ウォーキングツアー中にその生徒にアイルランドのお菓子である、サワークリーム味のポテトチップス、日本ではなかなか見ないゼリービーンズの入ったチョコレート、日本とは違う味のクッキーを教えてもらい、それを買いました。アタイカレッジに戻ってから、みんなでシェアしてそれを食べました。
学校が終わった後、ホストファミリーが私のために、誕生日パーティーをしてくれました。それは「はじめての」外国での誕生日パーティーでした。私が大好きなパスタを作ってくれました。そのあと私はホストファミリーに将棋を教えました。それは「はじめての」英語で将棋を説明する機会でした。なかなかうまく説明できませんでしたが、私の話をしっかり聞いてくれていてうれしかったです。そのあと私はホストファミリーにチェスを教えてもらい、チェスをしました。チェスは将棋と駒の動きは似ていますが、ルールは違っていて、将棋とは少し違う難しさがありました。そのあと、私はケーキとアイスクリームを食べました。満腹になりましたが、おいしかったです。少しハプニングがあったりと、「はじめての」経験が多い初日でしたが、とても充実していたと思います。アイルランド研修はまだまだ続くので、いろいろなことを経験し、楽しんでいきたいです。
1年7組 髙橋梨紗
「10割移動」 2025年1月6日
今日は移動が多く、日本の時間で言うと新千歳空港を出発したのが1月6日の午前8時30分、ホストファミリーの家に着いたのが1月7日の午前11時頃でした。新千歳空港から羽田空港、フランクフルト(ドイツ)の空港、ダブリン(アイルランド)の空港へと乗り継ぎました。アイルランドに近づくにつれて日本人が減り、空港の雰囲気も変わっていったのが面白かったです。
フランクフルト空港は世界の中でもかなり大きい方らしく、搭乗口まで電車で移動しました。空港は全体的に黒くてかっこよかったです。エスカレーターも黄色い線が無く黒一色でした。
↑ フランクフルト空港の電車 | ↑ フランクフルト空港のかっこいい椅子 |
日本の手荷物検査ではゲートを潜りますが、フランクフルトでは箱のようなものに入りました。友達が検査に引っ掛かったら箱の中に閉じ込められるのではないかと言っていたのがとても怖かったです。手荷物をベルトコンベアに乗せる際に検査員の方が話しかけてくれて、外国に来たことを実感しました。
新千歳空港から羽田空港、フランクフルトからダブリンは2,3時間しかかかりませんでしたが、羽田空港からフランクフルトへは14時間かかりました。飛行機の席がみんなバラバラだったので寂しかったです。3時間経った辺りで足が疲れてきたので、空気椅子をしたりトイレに行ったりして何とか乗り切っていました。8時間経つと疲労と閉塞感で気がおかしくなりましたが、事前にダウンロードしていたアニメを見て正気を保ちました。そこから到着までは特に難所は無かったです。飛行機に乗ってから2時間経った時と飛行機から降りる1時間前の時に機内食が出ました。事前に献立が書いてある紙をもらい、それを見るとアルファベットが並んでいたので、読んでやるぞと意気込みましたが、よく見たらドイツ語で全く読めず悲しかったです。また、一度軽食ももらいました。たまに飲み物ももらったのですが、英語で聞かれたことと何があるのか分からなかったことから、水を頼み続けていました。隣の席の人が色々な飲み物を頼んでいたことに感激したので、帰りは私も水以外の飲み物を頼みたいです。一食目はチキンとパスタどちらを食べるか選ぶことができました。私はチキンを選んだのですが、チキンの下にお米がありとても温かくて感動しました。チキンの他にはパン、巻き寿司、サラダ、ケーキがついており、どれも美味しかったです。二食目は焼きそば、パン、果物でした。機内食のパンはパサパサなのではないかと心配していましたが、そんなことは無くふわふわしていて美味しかったです。軽食はおにぎりかケーキを選ぶことができました。私はケーキを選んだのですが、パンと同様ふわふわしていて美味しかったです。
日本の時間で、羽田空港を出発したのは1月6日の午後1時、フランクフルトに着いたのは1月7日の午前3時で、私が寝ついたのは1月6日の午後11時だったので、長く寝ることはできませんでした。とても眠かったです。フランクフルトに向かう途中北極を通ったのですが、そこで友達がオーロラを見たと言っていました。羨ましかったです。
ダブリンに着いたのは現地の時間で1月6日の午後11時、ホストファミリーの家に着いたのは1月7日の午前2時でした。ホストファミリーが握手で温かく迎え入れてくれたことが嬉しかったです。次の日の朝から学校があったことと疲れていたことからすぐに寝ました。
この日は不安が大きく、英語で何か言われる度に動揺していました。研修の期間中にたくさん英語を話して英語に慣れ、ホストファミリーと仲良くなりたいと思いました。
1年5組 孫崎結衣