アイルランド研修(2024)

「Fantasic trip」 2025年1月13日

 私達が日本を出発して約一週間...!人生初の長時間フライトを経てダブリンに到着し、アタイに向かい、ホストファミリーと合流し、現地の学校に通い…いろいろ初めてのことばかりの毎日は、あっという間に過ぎ、初めての週末を迎えます。

 今日はホストファミリーが、アタイから車で2時間ほどの、ウェックスフォードという街にある、フック灯台に連れていってくれました(1枚目)。なんと800年以上前に、イギリスの騎士によって建てられたもので、世界中の稼働している灯台の中で一番古いものなんだそう!ガイドの方から、灯台の構造や当時の灯台守としての生活など様々なことを教わりました。頂上まで登っていくと…見渡す限り…海!!眺めていると、なんと海が2色に分かれているのが見えました。塩分濃度の違う2つの海が混じり合うので、境界ができているのだそうです。また、平たい板を幾重にも重ねたような、不思議な形をした岩が一面に広がっていて、驚きの連続でした!

 街の景色を見ていると、アイルランドには石で建てられた城や教会の跡が、多く残っているなと感じます。ヨーロッパは木材より石が手に入りやすく、石造りは保温性や強度が高くなるそうです。またその近くには、十字架に円が組み合わさった、「ケルティッククロス」と呼ばれるものが多く見られます(2枚目)。調べてみると、もともとアイルランドに住んでいた、ケルトの人々の自然信仰(輪廻転生の考えから、円がよくモチーフに使われている)とキリスト教が融合したため、このような形になっているのだそうです!

 次は、ウォーターフォードという街にある、時計の博物館に行きました。アイルランドをはじめ、世界中の時計が約600台展示されていて、繊細な装飾が施されたものがたくさんあり、とても興味深かったです(3枚目)!なんとトイレまで壁一面時計で、さすがにビビりましたが、昔の人々の技術の高さに驚かされました。

 少し歩いて、街並みの中にある大きな教会に行きました。中に入ると。天井の高さや装飾の精巧さに圧倒されました…(4枚目)!とくにステンドグラスは、一つ一つ丁寧に作られていて、荘厳な雰囲気漂う空間でした。

 そのあとファストフード店でツイスターを食べたのですが、サイズが日本の約2倍の長さでびっくり!ドリンクやポテトの量もやはり日本より多く、違いを実感した瞬間でした。

 アタイに帰ったあとは、ホストファミリーの妹にも手伝ってもらい、日本の肉じゃがを作りました(5枚目。完成した写真を撮るの忘れてしまいました…)。ちょっと煮込みすぎちゃったけど、姉妹も「おいしい!」と言ってくれて、とても嬉しかったです。北海道とアイルランドは人口、面積など似ている点が多いですが、「じゃがいもが有名」という点もとても大きいと思います。痩せた土地でも安定して育つため、昔から重宝されてきたそうで、普段の食事でも様々なじゃがいも料理を出してくれます。わたしのお気に入りは、シェパーズパイという料理で、牛や羊のひき肉でできたミートソースの上に、マッシュポテトをかぶせて焼いたものです(6枚目)。とてもボリューミーで、食感も楽しくて、とても美味しかったです!じゃがいもは、アイルランドの食文化に欠かすことのできない食材なのだと、改めて感じました。

 そろそろ白米と味噌汁とお風呂が恋しくなってくる…あと約一週間、全力で頑張ります!!

1年1組 小宮山千尋