「グレンダロッホ」 2025年1月16日
今日訪れたのはグレンダロッホと、ダンドラムショッピングモールです。1~3枚目の写真が、初めに訪れたグレンダロッホは、英語表記がGlendaloughであることから「グレンダロッホ」と発音しますが、アイルランド語ではGleann Dá Loch、カタカナに当てれば「グランダロック」のように発音します。「二つの湖のある谷」という意味を持ち、その名の通り自然に恵まれた美しい場所です。もともと4世紀に、アイルランド島にはキリスト教が伝来し、聖パトリックがその担い手となりました。グレンダロッホ観光のためのトレッキングコースの周辺には、6世紀に活躍したカトリックの聖ケヴィンに関連する修道院跡が存在しています。
イギリスの侵略により破壊されていった修道院の中で、グレンダロッホは、静かな人目につかない環境だったことが功を奏したのか、今なおその美しさをとどめています。その多くは、年月の経過により少しずつ朽ちていますが、史跡の伝える当時の息づかいは、今も変わらないように感じました。
写真を見ても分かるように、一部の史跡には、屋根が存在していません。その理由は、富裕層に向け飾り立て、絢爛に仕立てた木製の屋根は、飾り石の重みと腐食に耐えうるものではなかったからだそうです。一方で庶民に対する教会は全面石造りで、現在もその屋根を残しています。飾りが仇をなすというのは、それこそ何か教訓のようでした。また、大きな円形のラウンドタワーには、実際とても大きなイメージを与えられました。様々な用途に使われてきたタワーで、高さはおおよそ30メートルもあるそうです。道中では、ふくふくした鳥も目撃しました。調べてみると、ヨーロッパコマドリというそうで、見慣れないこともあって、大変可愛らしくて写真を撮りました。北海道はコマドリ自体珍しいので、私はマザーグースの「誰がコマドリ殺したの?」は、ヨーロッパでなら、イメージしやすいかもしれないと思いました。(物騒ですが、あくまで歌です)
トレッキングコースからは、湖も望むことができます。湖面には、対岸の山々が陽に照らされて反射し、さながら鏡のようなイメージでした。この場所が大変美しく、また森の中でしんとしていたこともあり、思わずしばらくの間黙り込んで景色を見てしまいました。湖をしばらく眺めた後、そこにいた鴨に避けられ、屋台まで歩いた後皆でお昼になりました。
ここでは記念コインを買い、また皆でパンやハム等昼食、屋台のポテトを食べました。空が広く、空気が綺麗だったのは、何といっても嬉しかったです。
昼食後バスに乗り、アイルランドではとても有名な、大きなダンドラムショッピングモールに出掛けました。バス内では金属が埋蔵されているという場所を車内から眺めたり、はたまたポテトチップスを摘んだりと楽しかったです。ダンドラムショッピングモールは複合型施設のようになっていて、大変広かったです。私は、友達の先輩とウィンドウショッピングをしてまわり、特に服飾・雑貨店の「pennys」を気に入って、買い物をしました(写っているネックピローも買いました)。
帰宅して夜には、ホストファミリーと一緒に洗車に出かけたのですが、あいにく混んでいて引き返すことになりました。ですが、せっかく夜に出かけたのだからと、マザーがホットチョコレートを飲みに連れて行ってくれました。あまり飲んだことがないと言うと、小さなホストブラザーは、私にそれを強くお勧めしてくれました。
それを飲みながら、「ブラザーの先生が今ここにきたらどうする?なんて言う?」「お母さんにさせられた。」って言う。そんな会話が楽しかったです。
たくさんの予定があって、少し疲れたような気もする日でしたが、それよりもっと楽しく、大変良い日でした。
1年8組 小藥花梨