2023年3月の記事一覧
令和4年度 歴史総合「北海道立近代美術館講演・鑑賞会」 について
3月24日(金)の放課後に、1年間の学習を終えた歴史総合の課外授業として、希望生徒を対象とした「北海道立近代美術館講演・鑑賞会」を北海道立近代美術館で実施しました。
内容と目的は、展覧会「戦時下の北海道美術-画家たちは戦地で何を見たのか-」について学芸員の講演を聴き鑑賞することで、歴史や美術についての見方・考え方を身につけるとともに、その重要性や意義について考察する力を育むことでした。
当日は1学年17名、2学年美術部2名が参加し、学芸員の田中駿一朗様、五十嵐聡美様のご講演の後に実際に作品を鑑賞しました。同時開催されていた「シャガール・イン・プリント」も鑑賞することができ、生徒たちは本物の作品と向き合いながら、それぞれ考察を深めていました。
【生徒の感想より(一部)】
「戦争や戦時下の世界や日本を抽象的な視点でしか見れていませんでしたが、当時の背景を踏まえた美術という視点で見ることで新しく気づけることが多かったです。講演を聞いてから作品を鑑賞することで好奇心が深まりました。」
「学芸員の田中様の説明があったので、全く説明がない状態よりもすごく興味深く鑑賞することができました。私はどちらかというと芸術に疎い方なのですが、綺麗だとか上手だとかいう観点ではなく、その絵が描かれた背景だとか意図だとかを汲み取ろうとすることに努めました。そうしていくうちに、なんとなく見るだけではわからないようなことが多くわかり、そうしていくことが大切なのだと思いました。」
今回の企画にご協力くださいました北海道立近代美術館の皆様、本当にありがとうございました。