「アイリッシュマインド」 2024 年 1 月 11 日
1 年 3 組 藤村 颯貴
アイルランド研修も遂に折り返し地点に差し掛かっている。ダブリン空港でロストバゲージしてからの約 1 週間は私の人生の中で最も貴重な経験となった。先生曰く、ロストバゲージの確率は 1%くらいらしい。それを我々は引き当ててしまった。しかも集団で。
本日の予定は現地の小学校訪問とアタイカレッジの一般授業参加であった。皆それぞれ日本から書道の筆やけん玉、折り紙を持ってきており、今回それらを現地の小学生に紹介した。私は折り紙と書道をしたのだが、特に現地の子にウケたのは書道だった。現地の子の名前に漢字を当ててその意味を説明してあげた。小さい頃から慣れ親しんでいる日本の文化で異国の子達を笑顔にすることができてとても嬉しかった。
午後からの授業参加では念願の体育を受けることができた。種目はバドミントン。ついこの間バドミントンの授業が終わったばかりだったので、保健体育の吉田先生に叩き込んでもらった技術を存分に発揮しようと思った。授業スタイルは日本とあまり変わりはなかったが、現地生徒が日本でいう中学 1 年生であったためか、かなり自由に行動していた。サーブの仕方もばらばらで、常にスマッシュを狙い、ラリーを続ける気のなさそうな生徒が多かった。アイルランドに来てから思ったのは、アイルランドの生徒はかなり積極性に溢れているということである。様々な意見が常に飛び交っている、そんなクラスが多かった。私は今までこのようなことをしようと思ってもなかなかできずにいた。だが、何事もやってみないことにはわからないのだ。英語も実際に話してみないことには伝わるかどうかもわからないし、現地の子にビビって話しかけなかったら、この貴重な 2 週間は友達がゼロのまま幕を閉じるだろう。どんな小さなことでもまず挑戦することだ。この研修に参加することも、私にとっては大きな挑戦であった。やってみなければわからない、失敗しても我々は 2 週間でいなくなるのだ。だったらとことん自分の実力を試してみようと私は思った。
残すところ約 1 週間、だいぶ日本が恋しくなってきた。日本に帰ってもアイルランドで学んだ
このマインドを常に胸に置き生活していきたい。