シンガポール研修(2024)

シンガポール研修5日目(12月28日)

 研修5日目を迎え、最終プレゼンテーション前日となった。朝食はサンドイッチのようなものであり、味にクセはなかった。今日は大学での活動はなく、その代わり、シンガポール在住の日本人の方々4名から、講話をして頂いた。その後、ホーカーセンターとシティギャラリー、そして近くのスーパーマーケットを訪れた。
 日本人による講話はとても興味深かった。1人目の方は、筑波大学出身で日本で起業された方であり、シンガポールの現状や人工知能の重要性を語ってくださった。講話の最中も自動生成型AIを駆使され、シンガポールに関する私たちの質問に答えてくださった。2人目の方は、SMUの学生であって、大学生活やシンガポールに住む人たちの慣習などについて語ってくださった。3人目の方は、東京大学を卒業後、社会人として働いていたが、お仕事を一旦離れ、NUSのビシネススクールで勉強なさっている方だった。4人目の方も、同じく東京大学を卒業され、今はNUSのビジネススクールで勉強なさっている方だった。この4人の講演者の皆さんに共通して言えることは、まず高学歴だということである。ここから、シンガポールが言うまでもなく正真正銘の学歴社会であることが分かった。また、海外大学の特色の一つとして、学問中心と言うより、その後の社会進出のサポートが充実しているという点を指摘してくださった。講演をしてくださったオフィスは、One&Coという企業のものであり、眺めも居心地も良い場所であった。

 その後、Maxwel Hawkers centre という食品店が並んだ場所へ向かった。そこでは、シンガポールの(もとはマレーの)伝統料理であるラクサを頂いた。味は文句なし、程よく辛く(当時の感覚はもうシンガポールの辛さに慣れてしまっていたので、日本人にはもっと辛く感じるかも)、絶品であった。

 腹を満たし、私たちはCity Gallaryへと向かった。そこでは、シンガポールの発展の歴史が学べる素晴らしい展示がたくさんあった。計画都市ならではの良くできたインフラ設備、発展を押し進めていくために埋め立てを行い、そこにはマリーナベイサンズも建ち、今では沿岸部に都心がおかれている。

 その後、スーパーマーケットへ向かった。そこでいくつかのおやつをこしらえ、晩のプレゼン準備に備えた。結局、プレゼン準備のため、夜中の1時まで起きていた。

2年7組 宇部悠一郎