カテゴリ:海外研修
「Thanks for Ireland」 2025年1月17日
今日はアタイカレッジ登校最終日。
1、2時間目は、いつものようにパディの英語の授業を受けました。 現地の生徒は午前授業だったので、Brake Timeが最後の交流の場になりました。仲良くなった子とは、今でもSNSを通じて会話が続いていて、初めて国外に友達ができてとても嬉しいです。
午後はBrowns hill Dolmen(ブラウンズヒルドルメン)とDuckett's Grove(ダケットグローブ)を訪れました。
Browns hill Dolmenは、カーロー州に位置する非常に大きな巨石のドルメン(支石墓)です。上に覆い被さっている石の重さは、推定150トンでヨーロッパで最も重いと言われており、墓は国定記念物になってます。 この墓は紀元前4000〜3000年の間に建てられ、花崗岩のキャップストーンを支える2つの大きな直立した石(オルソスタット)が埋葬室の側面にあるのが特徴です。
Duckett's Groveはカーロー州にある19世紀の大邸宅です。邸宅内部は、1930年代の火災で焼失してしまい、現在は立ち入ることができませんが、カーロー郡議会によって管理され、現在は公共の公園として開放されています。当初は、ハノーヴァー朝(ジョージ王)時代の標準的なカントリーハウスとして設計されましたが、1820年代半ばから、当時の所有者であるダケットのために、ゴシック・リバイバル様式の城館に設計し直されました。 裕福な商家に嫁いだ多くの政略結婚によって資金が調達されたため、増築時には、ジョージ王朝時代のオリジナルの特徴の一部が取り除かれたり、隠されたりしたそうです。 建物には、円形、四角形、八角形など、さまざまな形の塔や小塔(タレット)が多数組み込まれていました。 偶然にも、この前の日曜日に、私のホストファミリーが、隣の家でホームステイしている後輩と私を連れて行ってくれていたので、私たちは2回目の訪問ということになり、ガイドを任されました。 1回目では見つけられなかった発見があったので2回行けてよかったです。
夜にアタイカレッジでFarewell Partyがあるので、一旦各自帰宅。カーロー組の2人は、家の近くのSuperValuというスーパーマーケットでバスから降り、買い物をしてから帰りました。 アイルランドには他にもALDIやLiDLというスーパーをよく見ますが、どこのスーパーも陳列の仕方やレジのスタイルはコストコみたいでした。
もう一度アタイカレッジに戻り、Farewell Partyがスタート。 私たちのグループは、書道についてのプレゼンをしました。名前に漢字を当てるというのはとても好評で、全グループのプレゼンも終わり、みんながジュースを飲んだりお菓子を食べている中、私たちのグループの3人は、名前を聞いて漢字を考えて筆で書くという作業を、ひたすら繰り返していました。この2週間、ろくにシャーペンすら握っていない生活を続けていた中、たくさん習字を書いたので軽い腱鞘炎になりました笑。 一昨日のアタイカレッジの生徒に向けたプレゼンと合わせて、100枚ほど持っていった半紙が途中で足りなくなりました。 こんなに喜んでもらえるとは思ってもいなかったので、習字をやっていて良かったです!
アイルランド研修もあっという間に終盤に差し掛かり、残すところあと2日。
前述しましたが、私のホスト先はアタイではなく隣町のカーローだったため、毎日朝晩欠かさず現地のノエルかレイチェルが送迎をしてくださり、とても助かりました。 引率してくださった河津先生、渡邉先生にもたくさん相談に乗っていただき、とても感謝しています。 そして何よりホストファミリーのCampbell一家。 私は諸事情があり、急遽途中でホストファミリー変更となったのですが、今のホストファミリーと初めて会った5日目の夜、ホストマザーが外に出て私の到着を待ってくれていて、ハグとキスで出迎えてくれたことが忘れられません。
毎朝の豪華な朝食、どんなに朝早く出る日でも必ずランチを持たせてくれて、私が家に帰る時間に合わせて温かい夕食を用意してくれ、休日はドライブに連れて行ってくれたり、暇な時間が有れば気にかけて会話してくれたり、突然のことだったのにも関わらず、私を暖かく受け入れてくれて、彼らの本当の子供のように接してくれました。ようやくお互いのことを知ることができたのに、もうお別れだなんてあまりにも早過ぎます。 できることならまだまだ帰りたくありません。そう思えるほど、素敵な家族に出会えました! 日本語では言いたいことがたくさん浮かぶのに、それを英語に変換できなくて、言葉足らずになってしまったり、会話を繋げられないことが多くて、もっと英語のスキルをつけていればよかったなと、研修中何度も自分を悔やみました。だからこそ、この研修を通してより一層英語を話せるようになりたいと思えたし、次に彼らに会った時には、流暢に話して驚かせるという目標ができました!! アイルランドで過ごした日々は、私のこれからの人生に確実に大きな影響を与えるでしょう。 このメンバーで過ごした時間はかけがえのない宝物です。 とても充実した16日間でした!!
2年8組 早坂夏帆