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文化系部⇒化学部の概要

札幌西高校化学部の紹介

 札幌西高校化学部のページへようこそ。札幌西高校化学部では身のまわりの物質や化学現象に焦点をあて、日々活動を行っています。特に(顧問が「環境推し」なところもあり)「地球環境」や「環境化学」に関してこだわりを持って研究しています。 
 さまざまな賞を獲ったり授与されたり、研究テーマも難しそうなので、「科(化)学部経験者じゃないとムリなのではないか」と思うかもしれませんが、「そんなことはありません」。野球部、サッカー部、バレー部、ソフトテニス部、吹奏楽部、卓球部等々、さまざまな部活の経験者が所属しています。また、高校入学後に別の部活動に所属していて、「途中から化学部」に入部した生徒もいます。ですので、「いつでもだれでもウェルカム」です。

近年の研究テーマ


○キチン・キトサンに関する基礎研究(廃棄物の有効利用)

 地球上の資源は限られているため、その有効利用が求められています。そこで、廃棄物から何か有益な物質を作ることができないかと考え、北海道名物のカニに着目しました。身をおいしく食べた後に残る「殻」は廃棄物として大量に捨てられていますが、実はキチンと呼ばれる多糖類を多く含んでいます。キチンを化学処理して得られるキトサンはさまざまな働きを持つので、これを利用しない手はありません。そこで私たちは重金属や色素の吸着能に着目して研究を行っています。廃棄物(カニの殻)を利用して汚染物(重金属)を除去したり、有用物を回収できたら面白いですよね…?この研究はSSH時代に北大大学院の坂入先生のご指導を受けてはじめました。


○金属担持光触媒による水質浄化

 地球にふりそそぐ光のエネルギーはクリーンで無尽蔵です。このエネルギーを受け取って化学反応を促進する物質のことを光触媒といいます。とくに有名なのが、元東京大学の藤嶋先生が発見された酸化チタン(IV)の活性です。壁紙、テント、ガラスからはては便器にまで活用されており、光エネルギーを使って表面に付着した物質を分解しています。この酸化チタン(IV)に金属をまぶしてさらにパワーアップした金属担持光触媒を合成して、水質汚濁の原因物質の一つである硝酸イオンを分解することを試みています。担持する金属の種類を変えたらどうなるのかなーとか、硝酸イオン以外にも分解できそうな有害物質があるんじゃないかなーって思いませんか…?この研究はSSH時代に北大大学院の神谷先生のご指導を受けてはじめました。


○金属表面の不働態被膜に関する研究(材料の長寿命化)

 高校の教科書に「濃硝酸は鉄やアルミニウムの表面に不働態被膜を作るけど、希硝酸では作られない=金属が溶ける」と書いてあるけど、そもそも濃硝酸と希硝酸の濃度の境目ってどこよ?という単純な疑問から出発した研究です。途中から、「不働態被膜って塩化物イオンで壊れるらしいよ」とか「じゃあ他のハロゲン化物イオンで壊れるんじゃない?」とか、「ハロゲン化物イオンじゃない他の陰イオンでも壊れるんじゃない?」のような形で研究が進んでいます。「被膜が壊れたことをどうやって確認するんだ!」という技術的な問題もありましたが、SSHに指定されていた縁で日立ハイテックさんから卓上電子顕微鏡を貸し出していただける機会に恵まれ、金属表面の被膜の状態を電子顕微鏡で観察することができています。(貸し出しは期間限定ですので、もちろん他の方法でも観察しています。)
 

その他
○色素増感太陽電池(環境にやさしい発電)
○麹菌を用いた油脂の分解(環境浄化)
○サリチル酸メチルの収率向上を目指して(グリーンケミストリー)

 上記以外のテーマでも、自分でやりたいことがあれば、当然OKです。
  ※高校の実験室で可能な範囲であれば。

受賞歴等

 部活動で研究した内容については、高文連全道大会で発表します。内容の充実度や完成度によって、口頭発表では努力賞→奨励賞→総合賞、ポスター発表では展示賞→ポスター賞→優秀ポスター賞(後ろに行くほど上位賞)が授与されます。おかげさまで、近年では総合賞の常連となっております。(総合賞ってとるの難しいんですよ…)
 また、日本化学会北海道支部から三年連続で奨励賞をいただいており、北大で受賞記念講演をさせていただいています。





・高文連全道大会 口頭発表3件中 総合賞1件、奨励賞2件
・日本学生科学賞 読売新聞社賞
・文化放送 ネクストサイエンスジャム Vol.6 出演

2018年度(H30) さとう

日本化学会北海道支部 奨励賞(高校生の部) (二年連続)
・高文連全道大会 口頭発表1件中 総合賞1件、ポスター発表2件中 優秀ポスター賞1件、ポスター賞1件

2017年度(H29) よしみね

日本化学会北海道支部 奨励賞(高校生の部)
・高文連全道大会 口頭発表4件中 総合賞3件、奨励賞1件
  ※総合賞を同時に3件いただくことって、なかなかないですよ…

2016年度(H28) いしざわ

・高文連全道大会 口頭発表2件中 総合賞1件、奨励賞1件、ポスター発表3件中 優秀ポスター賞1件、ポスター賞1件、展示賞1件

2015年度(H27) わたなべ

・高文連全道大会 口頭発表1件中 奨励賞1件、 ポスター発表5件中 ポスター賞3件、展示賞2件

2014年度(H26) もりた

・高文連全道大会 口頭発表1件中 総合賞1件、件、 ポスター発表3件中 優秀ポスター賞1件、展示賞2件
・科学の甲子園全道大会三連覇 全国大会出場

2013年度(H25) やぶ

・高文連全道大会 口頭発表1件中 総合賞1件、 ポスター発表4件中 ポスター賞2件、展示賞2件
・科学の甲子園全道大会二連覇 全国大会出場

2012年度(H24) くりた

・高文連全道大会 口頭発表2件中 奨励賞2件、 ポスター発表2件中 ポスター賞2件
・科学の甲子園全道大会優勝 全国大会出場
※すごいとしか言いようがないっす…。ちなみに、この伝説の卒業生Kさんは、前の年に国際生物学オリンピックで金賞、国際物理学オリンピックも日本代表候補だったんですが、日程が化学オリンピックとかぶったので辞退したという傑物です。今後の益々のご活躍を祈念しています。
・高文連全道大会 口頭発表3件 努力賞3件

活動時間

 月曜日〜金曜日 放課後すぐ〜18:30まで
 2時間半程度でその日の実験が終えられるように自分でプランニングしていく必要があります。計画が立っていれば、塾や自己都合などで部活を休んでも構いません。
 ※なお、大会が近い場合、どうしても長時間の実験が必要な場合は顧問と相談の上、土・日もできます。



活動内容


研究活動

・実験
 各自で立てた実験計画に基づき、実験室で実験をします。
・研究資料、研究抄録作成
 全道大会のフォーマットどおり、研究論文、抄録を書きます。
・プレゼンテーション作成およびポスター作成
 全道大会で発表するプレゼンや原稿、ポスターを作成します。

普及活動

・西高実験教室、西高祭、科学の祭典等で子どもたちと触れ合うことを通じ、化学の面白さを伝えます。

コンテスト等出品・参加

・高文連全道大会の他、日本学生科学賞、科学の甲子園、 化学グランプリなどにも出品・参加します。

部費等

 月々支払う部費等はありません。ただし、宿泊を伴う全道大会等では、一部実費負担があります。

イベントカレンダー

 
 4月〜6月 新一年生を勧誘する、実験に慣れる、テーマ決定、先輩から実験の引き継ぎ、運動会のリレーのネタを考える
 7月〜9月化学グランプリ参加、高文連全道大会に向け実験を繰り返す、研究資料を仕上げる、プレゼンを作る、発表練習をする、西高実験教室のアシスタント、西高祭での実験展示
 10月〜12月研究抄録を仕上げる、高文連全道大会本番、日本学生科学賞に応募する、実験をして完成度をあげる、科学の甲子園の一次予選・決勝に出場する
 1月〜3月実験、三年生の卒業を祝う会、来年度の新入生歓迎会のネタを考える、科学の祭典等で実験ブースを出す(+日本化学会北海道支部受賞記念講演・日本学生科学賞中央審査会・科学の甲子園全国大会に行っていたらいいなあ。)

部員大募集中

 現在三年生が6名となっており、大ピンチです。このページを見ているあなた!西高化学部の伝統を受け継いでみませんか?
・中学校時代に運動系の部活動で燃えまくったので、高校では文科系の部活動に入りたい。(人生の味変)
・将来は難関大学進学を目指しているので、部活動で難しい勉強を先取りして受験に活かしたい。(一石二鳥)
・化学を通じて何か人類の役に立つような実験・研究をしてみたい。(目指せ研究者)
・部活には入りたいけど、高校の勉強についていけるか不安なので、家庭学習時間も確保したい。(不安解消)
・これからの時代、何かしらコミュニケーション力やプレゼンテーション力が求められるので、鍛えておきたい。(準備万端)
・正直、右も左もよくわからないし、そんなに明るいキャラクターでもないので、放課後の居場所と三年間変わらぬ友人を確保しておきたい(安心大事)。

理由は人それぞれかと思います。まずは化学実験室に来てみましょう!
簡単にできる実験を準備して待っていますので、気軽に化学実験室へ!! (顧問:西村・小原)

 

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外部リンク

生徒1人1台端末について

令和4年度から始まる生徒1人1台端末に関する内容は、「中学生の皆さんへ」のページをご覧ください。
 
 

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